私は2020年2月の第154回簿記3級の試験に合格することが出来ました。
簿記3級の知識を身につけることで、会社のお金の流れや減価償却や売上原価など様々な会社の取引や帳簿のつけ方などを理解することが出来ます。
もし、社会人になって資格勉強を始めようと思ったけど何からすればわからない方がいれば、私は迷わず簿記をオススメします。
会社員であるのに、会社のお金の流れや帳簿の付け方がわからない方は多くいます。
私の職場でも『売上原価』『減価償却』『未収入金』『未払金』などを知らない同僚がたくさんいます。
会社にとって資産になるのか、負債になるのかまたは費用になるのか、様々な観点で物事を理解して提案するのと何も知らないで提案するのでは、説得度も変わってきます。
社会人にとって、たくさんの恩恵を与えてくれる簿記3級を私がどれくらいの期間勉強して、どのような勉強をしたのかお伝えしていきます。
前提として、私は決して頭が良い社会人ではありません。
また、物事を覚えるのにも時間が掛かります。
一つだけ強みがあるとしてたら、粘り強く継続出来ることです。
どれくらいの期間勉強したの?
私が2020年2月の簿記試験に向けて本格的に勉強を開始したのが、4ヶ月前の2019年11月月初からです。
【勉強スケジュール】
11月:教科書の基礎問題を全て終わる
12月:応用問題集を解けるようになっている
1月:過去問を解きまくる
2月:中旬の試験まで:ひたすら今までの復習をする
私は決して頭が良いわけではないので4ヶ月ほど勉強しましたが、早い人で1ヶ月勉強すれば簿記3級を取れる人もいます。
人それぞれ能力が違うので一概には言えませんが、
余裕を持って3ヶ月ほど勉強期間がある方が安心かもしれません。
1日の勉強時間は?
会社員しながら、資格勉強をするのは慣れるまではしんどいです。また、勉強する時間を確保する方が重要となります。
私は仕事前の朝2時間〜3時間早起きして勉強時間を確保し、休日は朝2時間〜3時間と夕方1時間〜2時間と勉強するようにしていました。
仕事帰りは疲れて勉強を継続的にするのは、難しいと判断して夜の勉強はしませんでした。
簿記3級勉強中は日曜日はオフと決めて、それ以外は1日最低2時間は勉強するようにしていました。
使用した教材
私は最初にパブロフシリーズの教科書で基本問題を覚えました。
基本問題の教科書を1周したら、2周目と教科書を同時並行しながらパブロフシリーズの問題集を解きました。
※最新版があればそちらをご購入ください!
最初は難しいと感じるかもしれませんが、継続して勉強をしていると必ず解けるようになるので、ぜひ勉強頑張ってください。
基本問題集を終えると最後に過去問を解きまくるという流れです。
オススメの問題集はパブロフシリーズです。
簿記2級を勉強した際もこのシリーズはお世話になりました。
簿記初心者にとって非常にわかりやすい解説で、なおかつスクールに通わず独学できたので、教科書で特にこだわりがない方はパブロフシリーズをご購入ください。
難しかった内容
パブロフシリーズで最初はパズルを解く感覚で簿記3級の勉強が楽しく出来ます。
しかし、最初の壁として『売上原価』が待ち受けています。
『しーくりーくりしー』という言葉を覚えたらすぐに解けますが、今までパズル感覚で解けていた問題が急に解けなくなると思います。
もちろん、すぐに仕組みを理解出来る方もいますが、私のように数字に今まで触れてこなかった人間からすると少し難しいです。
他にも『減価償却』や『未経過勘定』など少し頭を使う問題も出てくるので、注意ください。
しかし、60%くらいの理解で、貸借対照表や損益計算書をたくさん解いていると自然と理解できるので安心してください。
簿記3級を合格する方法
簿記3級は70点以上の点数で合格することが出来ますが、100点を狙える試験でもあります。
私はおしくも98点でしたが、それくらいしっかり練習をすれば高得点で合格出来るのです。
それでも勉強時間の確保が難しかったり、短期間で合格しなければならない状況の社会人もいると思うので戦略をお伝えします。
時間がない方はひたすら過去問を解いてください!
もちろん、ある程度基本問題が出来るようになった状態ではないと理解出来ない可能性はあります。
しかし、過去問を解いているうちに問題のパターンが決まっいることに気づきます。
そこに慣れてきたら、試験で合格点の70点を超える点数を取れると思います。
もうひとつあるとすれば、
簿記は『仕分けに始まり仕分けに終わる』と言われているくらい仕分けが大事です。
なので、ひたすら仕分け問題を解いてください。
仕分けが出来るようになると貸借対照表や損益計算書も計算ミスさえなければ、満点を目指せるようになります。
仕分け問題は借方貸方が必ず一致するので、パズルみたいで楽しく解くことも出来ます。
覚える仕分けが多いので、どの仕分けが資産や費用負債などになるのか覚える必要がありますが、仕分け問題を解きまくれば大丈夫です。
勉強時間があまり取れない方は、過去問をと仕分け問題をたくさん解いてください。仕分けが全ての問題に繋がっています。
試験で注意すること
・電卓は百均のものを使わない
鉛筆を持たない手で電卓を正確に素早く打つ練習が必要になるので、1000円〜3000円くらいの物を買いましょう。
・1枚の計算用紙しか配られない。(予備は配ってくれない)
計算用紙が一枚しかないので計算スペースが足りなくなるかもしれません。
私は一枚で足りなかったので、消しゴムで綺麗に消して書くという戦法で乗り切りました笑
まとめ
簿記は勉強するとハマる人はどんどんハマります
私は一回暗記系の資格を挟んで、再び簿記2級を受験しました。
簿記2級は簿記3級と比べものにならないくらい勉強が大変でしたが、、笑
社会人が普段の業務において『数字に強くなりたい』『会社の取引の仕組みを知りたい』と思っている方は簿記3級を勉強すると身につけることが出来ます。
最初は難しいと感じるかもしれませんが、継続して勉強をしていると必ず解けるようになるので、ぜひ勉強頑張ってください。