筆者が歯の矯正をするまで
私は中学3年生まで歯並びに悩んだことはありませんでした。しかし、中学3年生の秋頃にあいつが現れるまでは、、、
いつものように寝る前歯磨きをしていると右上の歯茎から白いものが少し見えたのです。当時は高校受験で忙しく、あまり気にすることはありませんでした。
しかし、1ヶ月くらい経つとその白いものが歯だということがわかったのです。犬歯という前歯が私の歯茎の隙間がなかったので無理やり2番目の歯を隠す感じに生えてきたのです。つまりそれは八重歯です。
その歯は成長すると私が笑うと完全に見えてしまうので、上唇で歯を隠す感じでいつも笑っていました。たまに笑う時、隠すのを失敗して見えてしまった時「八重歯生えている」と言われるのが思春期の私にとってはとても嫌だったのを覚えています。
幸い私が話している時は八重歯は見えなかったので、高校受験中は勉強の話をメインにしていました。本当は思いっきり笑いたかったですが、思春期の私にとって、八重歯を見られるのはとても恥ずかしかったのです。
高校受験が終わり私は早速歯医者に行きました。歯医者の先生に私は嘘をついてこう言いました。「八重歯が痛いので抜いて欲しい」
本当は全く痛みを感じていませんでいしたが、八重歯で私の青春を台無しにしてはいけないと思い嘘をついたのです。歯を抜くだけだったら学生の私でも充分払える金額でしたが、先生は私の目を見て「この犬歯を抜くことは出来ない」続けて「この歯を抜くと歳を取った時に必ず後悔することになるから矯正をオススメする」と言ったのです。
その日は先生が矯正で信頼出来る歯医者のパンフレットを私に渡して歯の掃除をして終わりました。私はパンフレットを見てその金額に驚いたのです。歯の矯正に約80万円かかるので私一人の力ではどうすることも出来ないので、母に頼むことにしました。その日の夜早速母に頼むとOKを難なくもらいました。母は私が歯並びで悩んでいたことを感じていたのでしょう。
歯の矯正期間について
私はパンフレットに記載された歯医者で約4年間歯の矯正を受けることになりました。
歯の矯正期間は大きく分けて下記のことしました。
・正しい歯磨きの仕方を覚える
・歯に隙間をあける
・歯を抜く(第4小臼歯)
・ワイヤーで徐々に歯を動かす
・マウスピースをつける
・綺麗な歯並びの完成
私が通うことになった歯医者は最初に正しい歯磨きの仕方から教わりました。なぜなら私のやった矯正はワイヤーを使って歯を徐々に綺麗にしていきます。そのワイヤーを固定する装置を歯に付けるので歯磨きが難しくなるからです。矯正が終わって虫歯だらけにならないようにするため歯磨きの仕方から教わりました。
上記の中で一番つらい思いをするのは『歯に隙間をあける』です。これは歯と歯のあいだに装置を入れやすくするため事前準備としてやりますが、この歯の隙間が出来ている期間が一番つらいです。噛むたびに痛みを感じるので柔らかい物ですら噛めなくなり食の楽しみが奪われます。
この隙間が出来る期間さえ耐えたら、他の痛みに耐えることは容易に感じると思います。
地味に面倒く感じるのがワイヤーを入れている期間の歯磨きです。やはり隙間に食べ物のカスが挟まるので歯磨きが大変でした。お弁当でほうれん草のお浸しを母がよく作ってくれたのでしたが、ほうれん草は一番歯に挟まりやすいので注意です笑
歯の矯正をすると人生が変わった
高校生3年間は歯の矯正をしていましたが、周りにも歯の矯正をしている友達が数名いたので恥ずかしさはありませんでした。
高校卒業後の春休みに歯の矯正が終了して装置を取り外しました。私の八重歯が綺麗になくなりその日から全力スマイルで笑うことが出来たのです。
歯の矯正が終了してその日からマウスピース生活が始まりましたが、装置着用の時に比べたら全然苦ではありません。寝る前にマウスピースを歯に付けて朝はマウスピースを取って洗う作業だけだからです。
歯の矯正をほとんど終えて大学生活を過ごすことになりましたが、本当に人生が変わりました。
・笑顔で笑うことが出来る。
・相手の目を見て話すことが出来る。
・異性との会話が普通に出来る。
笑顔で笑うことが出来る。
八重歯があった時はどんだけ面白いことがあっても八重歯を隠そうと必死で上手く笑えませんでした。しかし、歯並びが綺麗になると自然な笑顔で笑うことが出来ます。現在社会人3年目の私は接客業をしていますが、常にお客さんの前で笑顔で入れることに感謝しています。
相手の目を見て話すことが出来る。
顔のどこかにコンプレックスがあったら相手の目を見て話すことが出来なくなります。相手と話している時八重歯を隠すことに集中すると、相手の顔を見て会話が出来なく相手に不信感を抱かせることがあります。しかし、歯並びが綺麗になると相手の顔を見ながら会話だけに集中出来るようになります。面接やビジネスの商談では基本中の基本ですが、歯並びが悪いと自己嫌悪に陥りそれが出来なくなっているのでこちらも人生が変わった点です。
異性との会話が普通に出来る。
私は大学生になり異性との交流が増えました。中学、高校の時は八重歯を見られたくないと思い異性と話すのが必要最低限でしたが、八重歯が改善された大学一年生の時から積極的に異性と交流が出来るようになりました。異性とのコミュニケーションも増えたので彼女も以前より出来やすくなったので、うれしかったです。
もし、学生で歯の矯正に悩んでいる方がいれば親に頼み込んでやることをオススメします。今は分割払いもあり、以前より治療を受けやすくなっています。50万円以上しますが、それ以上の人生の喜びがリターンとして返ってきます。八重歯は生え方によってはその人の個性になりますが、私の八重歯は雑な生え方をしていました。もし、『笑顔で笑う』ことが出来ないなら、人生を楽しむことが出来ません。矯正は若い頃にやっているほど痛みが少ないので、矯正をご検討されている方は是非やってみてください。本当に人生が変わります。