最近、企業が一方的に「リモートワーク廃止」「出社完全復活」という話題をよく耳にします。
もちろん、すべての仕事がリモートで完結するわけではありません。
チームの連携や現場対応が重要な業務もあるし、対面のほうが成果につながるケースもあると思います。
でも一方で、リモートワークによって「生産性が上がった」「ストレスが減った」「学びの時間が取れるようになり、本業に活かせた」という人たちが大勢いたのも事実です。
リモートワークの方が、集中できる環境で作業効率が一気に上がり、結果として、より質の高いアウトプットを出せるという人も少なくありません。静かな場所で思考に集中できることで、深いアイデアや丁寧な仕事が生まれることもあります。
だからこそ、人それぞれに合った働き方が違うのに、一律に出社を強制するような方針はどうなんだろう…
「とにかく出社させることで安心する」みたいな経営判断を見ると、
本当に社員のパフォーマンスや生活を見てるのかな?と思ってしまいます。
働き方に正解はないけど、少なくともこれからの時代に必要なのは、
一律のルールじゃなくて、社員が自分に合ったスタイルを「選べる仕組み」だと思います。
出社が合う人もいれば、リモートで力を発揮できる人もいる。大切なのは、どちらかを否定することではなく、選択肢を与えること。
それが結果的に、企業の成長にもつながるんじゃないかなと思います。
資本主義の中で働くサラリーマンである以上、会社の方針や上からの指示には逆らえない場面も多いです。
ただ、リモートで十分に成果を出せていた仕事に対して、「出社の方がいい」といった感覚的な理由だけで方向転換されると、現場とのギャップを感じる人も多いと思う。
もちろん、出社とリモートの効果を比較するデータを集め、社員の声や業務特性を踏まえて慎重に判断している企業もあると思います。一方で現場の声を聞かずに、上層部の“感覚”だけで働き方を決めてしまう企業については、本当にこれからの時代に合った働き方なんだろうか?